iPhoneアプリの開発講座を開いているアメリカの大学って、いったいどれくらいあるのかなとふと思って、調べて見た結果をメモしておきたいと思う。
1. スタンフォード大学
一番有名なのはやはりこれ。全ての講義をiTunes経由で無料公開という太っ腹。
・CS193P - iPhone Application Programming
・Get Course Hero Unlocks for Free | unblur course hero (昨年秋のセメスターを受講した生徒が作ったアプリ一覧)
2. マサチューセッツ工科大学(MIT)
MITも今年の頭に1週間の集中コースを開催していた模様。講義に使われたスライドとサンプルソースが公開されている。
・Introduction to iPhone Application Development - IAP 2010
3. ニューヨーク大学(NYU)
ニューヨーク大学のコンピューター工学部もフルセメスターの講座を開いてる。講義のスライドは公開されていないが、サンプルソースや課題は公開されている。最終課題に「スタンフォードの学生に負けない物を作ろう!」と書かれていてちょっと面白かった。
・iPhone Programming
・NYU iPhone Class Spring 2009(今年春のセメスターを受講した生徒が作ったアプリ一覧)
4. ニュージャージー工科大学(NJIT)
今年の春から新たに開かれた講座のようで、ブログに一部講義のスライドが公開されている。なお、NJITはiTunes Uで講義を一部公開しているのだが、残念ながら本講座はまだ未公開の模様。今後に期待したいところ。
・https://blogs.njit.edu/cs485-iphone/
5. ワシントン大学(UW)
アメリカ西海岸最古の州立大学であるワシントン大学も今年の秋から新たに講座を開くもよう。コースは週1回で10週間のスケジュールで、午後6時〜9時までという時間帯は社会人でも参加出来るよう配慮されている。また既に今年の冬、来年の春にもより上級のコースが開かれる事が決まっており、かなり力を入れている事が伺える。
・Home - UW Professional & Continuing Education
6. ヴァンダービルト大学
米国テネシー州の私立大学であるヴァンダービルト大学も、コンピュータサイエンス学科がApple、AT&Tと協力してiPhoneアプリの開発講座を今秋から開始するもよう。講義の詳細に関しては残念ながら現時点では不明。
・http://www.insidevandy.com/drupal/node/10070
7. カリフォルニア大学デービス校
カリフォルニア大学の10のキャンパスの1つであるデービス校は、スタンフォード大学と同様に2009年秋のセメスターに行われたiPhoneアプリの開発講座をiTunes Uで無料公開している。
・Introduction to iPhone Application Development
・http://deimos3.apple.com/WebObjects/Core.woa/Browse/ucdavis-public.3002137116.03002137129
8. メリーランド大学
ワシントンD.C.の郊外メリーランド州カレッジパークに位置する州立総合大学のメリーランド大学でも、2010年冬のセメスターから新しくiPhoneアプリの開発講座を開始した模様。週2回で各1時間の講義が15週に渡って行われるという本格的な物。講義資料などがウェブサイトで公開されている。
・http://www.cs.umd.edu/class/spring2010/cmsc498i/website/Home.html
番外編
ユタ大学
大学自体が講義を開いているわけではないのだが、iPhone Programmer's Associationという学生が作った団体が、学生にiPhoneアプリの開発講座を開いているもよう。講義のビデオ、講義に使われた資料などがiTunesで公開されている(iTunesのリンク)。スタンフォード大学ほどではないが、かなり豊富な資料を公開しているので驚いた。
・iPhone Programmer's Association