iPhoneアプリの開発講座を開いている日本の大学
1年ほど前に「iPhoneアプリの開発講座を開いているアメリカの大学 - Tomute’s Notes」という記事を書いたのだが、そろそろ日本でもiPhoneアプリの開発講座を開いている大学が出てきているかなと思い、ちょっと調べてみた。結果は以下のような感じで、あまり沢山見つからなかったのだが、調べ方が悪いのかも。
1. 徳島大学
徳島大学では共通教育で「iPhoneアプリ開発入門」という講座を開いており、これは全16回のコースで、最後に作成したアプリの発表会もあるという、非常に本格的なもの。2回目の講義は「スティーブ・ジョブズの思想とシリコンバレーの創発力」という題で、これだけでも受けてみたくなる感じだ。
2. 多摩美術大学
多摩美術大学の「iPhoneアプリ開発プロジェクト」も、全14回の本格的なコース。多摩美術大学のキャンパス用のiPhoneアプリ「iTamabi」というのを作成するというのが最終ゴール。講義ノートが一部公開されている。
本講座の事は、ITmediaの記事(「キャンバスはiPhone、プログラミングで新たなアート表現を――多摩美術大学の挑戦 - ITmedia Mobile」)にも取り上げられていた。
3. 法政大学
正式な講座ではないようなのだが、法政大学情報技術(IT)研究センターが「iPhone アプリケーション開発基礎講座」という物を開催していた。ホーチミン市工科大学と法政大学が共同でiPhoneアプリケーションの開発を行う基礎講座という事で、今年の3月に2週間の日程で行われた模様。
4. 大阪電気通信大学
こちらも正式な講座というわけではないのだが、大阪電気通信大学の総合情報学部のデジタルゲーム学料では、学年を超えて構成した4〜5人のチームで、AppleのiPhone用ゲームを開発するプロジェクトを立ち上げているとのこと(「iPhoneゲームアプリ開発プロジェクト」)。
また、大阪電気通信大学は入学希望者向けのオープンキャンパスでも「iPhoneアプリケーション製作講座」を開いている模様。
【その他】
・こうちICTふるさと元気事業 『iPhoneアプリ開発入門講座』
上記の徳島大学のiPhoneアプリ開発講座で、講師をされている吉田敦也教授が、こうちICTふるさと元気事業として、高知大学で「iPhoneアプリ開発入門講座」を8月に開催される予定(2日間の無料講座)。
・名古屋文理大学 公開講座「初心者向けiPhoneアプリ開発講座」
名古屋文理大学の公開講座として、三日間の「初心者向けiPhoneアプリ開発講座」を7月に開催予定(こちらも無料)。