Time Capsuleを使ってIPv6のトンネリング通信を試してみる
Time CapsuleがIPv6のトンネル・ルータとして使えるという事に今頃気づいたので、IPv6のトンネリング通信を早速試してみた。
[ステップ1]
Macの場合は[システム環境設定]ー[ネットワーク]で、AirMac接続またはEthernet接続を選択し、[詳細…]ボタンをクリックする。更に[TCP/IP]タブを選択し、[IPV6の構成]が自動になっている事を確認する。
[ステップ2]
AirMacユーティリティでTime Capsuleに接続し、[詳細]メニューの[IPv6]タブを選択する。そして[IPv6のモード]をトンネルに変更し[アップデート]ボタンを押す。
以上で設定は終了である。
Time Capsule再起動後にステップ1の画面を起動してみると、無事IPv6アドレスが取得されている事が確認出来る。なお、Time Capsule(ルーター)にはfe80から始まるIPv6のリンクローカル・ユニキャスト・アドレスが割り振られ、Mac側にはグローバル・ユニキャスト・アドレスが割り振られていると思う。
[ステップ3]
実際にIPv6のトンネリング通信が上手く行っているかどうかは、KAMEプロジェクトのホームページにアクセスしてみると分かる。ページ上部のカメさんが動いていればIPv6の通信成功である。
Time CapsuleはIPv6パケットにIPv4ヘッダーを付けてデータを転送するが、KAMEプロジェクト側のトンネル・ルータが自動でIPv4ヘッダーを取り除いて、それからIPv6パケットを上記ホームページのウェブサーバに転送しているので、カメさんが踊るという流れになっているのだろう。