自宅の無線LAN環境の改善 Step4
前回の記事では、無線LANの速度を改善するため、光BBユニットの変わりにBuffaloの無線LANルータ(WSR-2533DHPL2)を導入した話を書いた。
今回はやっぱり光BBユニットを戻して設置した話を書く。
【無線LAN環境】
- Buffaloの無線LANルータ(WSR-2533DHPL2)を使用
- 2階の無線LAN環境を改善するため、Buffaloの無線LAN中継機(WEX-1166DHPS)を使用
- インターネット回線はソフトバンク光(1Gbps)
【在宅勤務環境】
- SurfacePro (VPNで会社のLANに繋いで仕事をする)
- iPhone 8
【問題点】
Buffaloの無線LANルータでIPv6(IPoE)の通信は出来ているようだった(BBIXのIPv6アドレスがアサインされていたので)。しかし、IPv4 over IPv6が上手く行っていない模様(カプセル化技術が独自で、光BBユニットしか使えないためと思われる)。
【対策】
そこまで速度が遅くなっているわけではないのだが、せっかくなのでIPv4 over IPv6を使いたいという事で、光BBユニットを戻す事に。
具体的にはルータとして光BBユニットを利用して、Buffaloの無線LANルータはルータ機能をオフ(ブリッジモード)にして、無線LANアクセスポイントとした。
【結果】
IPv4 over IPv6が有効になっているかを確認する良い方法はわからなかったのだが、iPhone Xでspeedtest.netとかで午後11:00ぐらいに測定すると150Mbpsぐらいまで落ちていたのが、200Mbps程度を維持出来るようになった。恐らくIPv4 over IPv6が有効になっていると思われる。
Before: ONU <---> 無線LANルータ(WSR-2533DHPL2) <---> 中継機(WEX-1166DHPS) <---> Surface Pro
After: ONU <---> 光BBユニット <---> 無線LANルータ(WSR-2533DHPL2) <---> 中継機(WEX-1166DHPS) <---> Surface Pro
iPhone Xでの測定結果(午後10時頃)を纏めると以下のような感じ。
場所 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|
1Fリビング(無線LANルータ設置場所) | 約180Mbps | 約400Mbps |
2F寝室(無線中継機経由) | 約100Mbps | 約120Mbps |
これで自宅の無線LAN環境の改善は本当に終わりだと思う。
【備考】
無線LANルータ(WSR-2533DHPL2)のルータ機能をオフにして、アクセスポイントとして活用する場合、その設定画面にアクセスするのに少し工夫がいるようになる。詳しくはこちらの記事に書かれているので、ご参考までに。
また、念のためIPv6アドレスが外からアクセスできないか、こちらのテストサイトで確認してみたが、pingはちゃんとブロックされていた。