「両利きの組織をつくる――大企業病を打破する「攻めと守りの経営」」の読書感想

Prime Readingの対象本であった「両利きの組織をつくる――大企業病を打破する「攻めと守りの経営」」を読み終わったので、その読書メモを書いておく(2021年2冊目)。

本書は、成熟企業の重要課題である「既存事業」と「新規事業」の両立をどう実現するかについて書かれた本である。経営者向けの内容となっているが、経営者じゃない人にも参考になる書籍である。
また、私自身は経営者では無いが、現在は成熟企業で新規事業の立ち上げに携わっている事もあり、既存事業と新規事業の両立の難しさは肌で感じている。そのため、本書籍に書かれた事を自身の業務でも生かせればと思う。

以下、要点を纏めておく。
・新規事業の創出(攻めの経営)と既存事業の維持(守りの経営)の両利きの経営が必要
・攻めの経営と守りの経営では必要な組織能力が異なる
・新しい事業機会を探索する組織能力、既存事業を深堀りする組織能力、そして相矛盾する二つの能力を併存させる組織能力の三つが必要
・探索事業と既存事業を分離した組織構造が必要、かつその両立に伴う矛盾を引き受けるリーダーシップが必要
・三つの異なる組織能力の獲得には、組織カルチャーのマネジメントが重要
・組織カルチャーは組織風土といった抽象的な概念ではなく、組織特有の仕事のやり方であり、変えられるもの
・組織能力の基本4要素はKSF(組織として何をやらないとダメか)、人材、公式の組織(組織体制、評価制度等)、組織カルチャーで、この4要素がアライメントされている事が重要
・組織と戦略は車の両輪の関係にあり、戦略と組織の連結点はKSF
・既存事業では階層組織によるマネジメント、探索事業ではネットワーク組織のマネジメントを試していく必要がある
・変革はトップダウンボトムアップがミートするところで起こる

資産運用関連のメモ

財テク - shunirr」という記事が、資産運用について良く纏まっていたので、この記事を参考に自身の資産運用について纏めておく。

【前提】
 電機メーカーで働くサラリーマン。コツコツとだが、20代の時から20年以上投資を続けている。

【基本的な考え方】
 投資は余剰資金で。基本的に長期保有

【投資内容】
 ・株
  好きな会社の株を適当に購入。NISA枠は出来るだけ活用。
 ・持株会
  補助が多少あるので、気休め程度に購入。
 ・投資信託
  積み立てで購入。NISA枠は出来るだけ活用。
 ・外貨
  米ドル中心に長期保持。
 ・暗号通貨
  お楽しみとして購入。
 ・ロボアド
  お楽しみとして購入。

【その他】
 ・財形貯蓄
  預入額に対して5%の補助(上限有)があるので気休め程度に実施。
 ・住宅ローン控除
  活用。
 ・ふるさと納税
  積極的に活用。

積み立てNISAとiDeCoはまだやっていない。
運用成績としては投資信託が一番良い(バブル模様の暗号通貨を除く)。
大きく資産が減ったのはITバブル崩壊リーマンショック、コロナ禍の3回。いずれも放置していたら回復。
現状の資産比率は以下。当面は現金比率を5割以下に押さえておくつもり。

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「外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~」の読書感想

Prime Readingの対象本であった「外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~」を読み終わったので、その読書メモを書いておく(2021年1冊目)。

私自身は、ここ5年ほどIT関係の商品・サービス戦略を立てる仕事をしているのだが、本書はその仕事に参考になる心得が満載であった。特に参考になった心得は以下(本書の「情報という魚に優先順位をつける」という心得に従い、9つをピックアップした)。

・「「顧客の知識との差別化」を意識する」
 社内で戦略の提案をする際の事を考えると、確かに提案の受け取り手の知識との差別化が重要になる。
・「強いのは一次情報」
 市場調査レポート等だと知識の差別化が出来ない。一次情報は差別化に繋がりやすい。
・「常にポジションを取る」
 ポジションを取らないと評論家になってしまう。反証があればそのポジションを捨てる柔軟さが必要。
・「立場と論理をゴッチャにしない」
 やりがち。自分の社会的立場を守るために故意に情報や論理をねじ曲げない。
・「視座を上げる」
 忘れがち。視野を広げる、視点を変えるは比較的できるが、視座を上げるのは結構難しい。
・「思考停止ワードに注意する」
 これもやりがち。戦略とか施策立案の際に無意識にやってしまう。
・「「Less is more=少ないほどいい」と知る」
 パワーポイントのスライドを作る時等に意識する。また、この本の感想も少なめにしてみた。
・「抽象行動用語を使わない」
 施策立案の際に良く使ってしまう。例えば「売上拡大」ではなく「売上前年比120%」とする。
・「知的ストックを厚くする」
 これは本書の5章全体の心得。ここ5年ほど読書量が少なかったので、今年は月2冊を目標とする。

なお、あとがきに筆者のお願いとして「学んだ心得を「よりよい世界の建築」のために使ってほしい」と書かれているのだが、そういう思いが感じられる本であった(単なる技術論ではなく、心得が書かれている点等から)。

2020年の自分の出来事を振り返る

1月:箱根に寄木細工体験に行く
2月:タイに出張で行く
3月:在宅勤務開始
4月:次男が幼稚園に入園
5月:ISSを観察する
6月:特になし
7月:家のWiFi環境の改善を実施
8月:富士サファリパークに行く
9月:今年最初で最後のゴルフに行く
10月:小学校と幼稚園の運動会に参加
11月:トレイルアドベンチャーに行く
12月:MacBook Airを買う

サブスク費用に関するメモ

「サブスク」費用を全部足し算したら、けっこうキツい - ケータイ Watch」という記事をみて、自分が契約しているサブスクを調べてみたので、メモをしておく。結果としては、思ったよりもサブスクの契約をしていない事が分かった。

マネーフォワード ME
 プレミアムサービスを利用。月額500円だが、iOS版アプリの年額プランを契約しているので年額5,300円
Amazon
 Amazonプライムに加入。月額500円で年間プランは4,900円だが、Amazon Mastercardゴールドの特典で加入している。この場合、マイ・ペイすリボの登録割引とウェブ明細の割引を活用して年額4,400円
任天堂
 Nintendo Switch Onlineに加入。ファミリープランで年額4,500円
JAF
 個人会員に加入。年額4,000円


k-tai.watch.impress.co.jp

2020年に買って良かったモノ

2020年に買って良かったモノを記載しておく(購入順)。

Logicool MX Master 2S
 かなり良いマウス。
BUFFALO WEX-1166DHPS (無線LAN中継機)
 2階の仕事場の電波状況がかなり改善した。
Amazon Echo Flex
 2階の仕事場でもAlexaが使えるようになった。
FILCO Genuine ウッドリストレスト
 触り心地が素晴らしい。
Apple MacBook Air
 バッテリーの持ちが特に素晴らしい。

4月の頭に在宅勤務用にIO-DATAのモニターを買ったのだが、こんなに長く在宅勤務が続くと思わなかったので、21.5型と小さめのモノを買った。結果としてはもっと大きいのを買えば良かったと後悔している。

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www.apple.com

「リモートワークの達人」を読んでの感想

「リモートワークの達人」を読み終わったので、その感想を書いておく。

私が働いている会社では、3年くらい前からリモートワークが出来る環境(サテライトオフィス、家に持ち帰れるラップトップ等々)が徐々に整備されて来ていた。また、私自身も月に数回は自宅で働いたり、出張時はサテライトオフィスを活用したりしていたが、今年の3月からはコロナ禍のため、ほぼ100%在宅勤務という状態が続いている。

このような状態で本書を読んだのだが、終始「うんうん、そうだよね」という内容が書かれていたし、今後の参考になる内容(具体的なTips等)も非常に多かった(特に「リモートワーカーの仕事スタイル」という章)。また、リモートワークを単に礼賛するのではなく、冷静に良い点、悪い点の両方がしっかりと書かれているのも素晴らしい。

ただ、この本に書かれている一番大事なポイントは、幸せになれる働き方を追求しようという事なのかなと、個人的には思った。

www.amazon.co.jp