VirtualBoxにOpenStack (Icehouse)をインストールした時のメモ

MacBook Pro上のVirtualBoxにOpenStackをインストールしたのだが、その際にやった事などを以下にメモしておく。また、基本的にはOpenStack QuickStart - Icehouseに従ってインストール出来たので、特筆すべきところだけ記載する。


【利用環境】
[ノートPC (MacBook Pro)]

[VirtualBox]

  • Version: 4.3.12 r93733
  • Guest OS: Fedora 20 x86_64

[OpenStack]

  • 2014.4 Icehouse
  • RDO & Packstack


【インストール時にやった事】
[仮想マシンの作成]
Fedora 20をインストールするための仮想マシンを作成。
基本的にOpenStack QuickStart - Icehouseの設定を踏襲。

[Fedoraのインストール]
hiroki.kanaの日常を参考に、ソフトウェアの選択は「最小限のインストール」を選択しアドオンの「標準」にチェックを入れてインストールを実施。


[Fedoraの設定]
インストール後のOSの設定もOpenStack QuickStart - Icehouseを踏襲。
なお、DEVICEは指定せず、上記に記載以外の値で元々ファイルに書かれていたものはそのまま残した。
また、ネットワークの設定でファイル名が異なる。私の環境では以下。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-p2p1 (vboxnet0)
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-p7p1 (vboxnet1)
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-p8p1 (NAT)

[OpenStackのインストール]
OpenStack QuickStart - Icehouseを踏襲。
注意点はyum updateを実施しておかないとインストールエラーになるケースがあるということと、http://openstack.redhat.com/Quickstartを参考にSELinuxを無効にしておくという事。あと念のためiptablesもオフにした。
Packstackのインストールは以下のようにバージョン指定無しで実行した。

$ sudo yum install -y openstack-packstack

また、Packstackを利用してOpenStackをインストールする際にAnswerファイルは利用しなかった。

$ packstack --allinone


【インストール後にやった事】
OpenStack QuickStart - Icehouseを踏襲。
/etc/nova/nova.confの設定の所は、libvirt_typeではなくvirt_typeというキーになっていた。

インストール後にMacから以下のようにIPアドレス指定でHorizonにアクセスしようとすると404 Not Foundになった。

http://192.168.55.2/dashboard

/etc/httpd/conf.d/15-horizon_vhost.confを見るとServerAliasに192.168.55.2が追加されていなかったので、Macのhosterなどを使ってホスト名(今回はrdo)でアクセス出来るようにすると、Horizonにアクセス出来るようになった。


【参考サイト】