AppleのApp Storeの改善すべき10の欠点(翻訳)

10 App Store Shortcomings Apple Should Fix」(eWeek.com)という記事に、「AppleApp Storeの改善すべき10の欠点」というのが書かれており、内容がなかなか興味深かったので以下に簡単に翻訳してみた。参考までにどうぞ。


1. 量が質を上回ってる?
素晴らしいアプリが無いというわけではないが、役立たないアプリが多すぎる。量より質が重要である。


2. 企業を忘れるな
企業向けアプリが少なすぎる。iPhoneは一般顧客向けなので仕方が無いが、それでも実用的な企業向けアプリが実際に必要とされている。


3. 開発者の事も忘れるな
売り上げと同じくらい開発者が重要であるという事にAppleは気づかなければならない。開発者との関係を良好にするべきである。一部の開発者達は他のプラットフォームに移ろうとしている。OSを提供する会社は開発者とコミニュケーションが必要であるという事をAppleは思い出さないといけない。


4. どうすればアプリが承認されるか
App Storeの最も大きな問題の1つは、開発者が自分のアプリが承認されるかどうかを知る方法がない事である。アプリが承認される可能性は事実上五分五分である。Appleはこの承認プロセスの改善、そしてプロセスに透明性を持たせる事に、優先的に取り組む必要がある。


5. AT&Tを追い払え
アプリの承認プロセスにAT&Tが絡んでいる事がトラブルの原因になってる。AT&TGoogle Voiceの評価に口を挟んだし、3Gネットワーク上でVOIPアプリを動作させる事が出来ないのも同じであり、更にこれらは氷山の一角でしかない。App Storeに対するAT&Tの影響を排除すべきである。


6. 秘密主義
App Storeの承認プロセスの重要な要素は秘密主義である。Appleは公表を迫られた情報以外は全く公開しない。最悪なのは、開発者とユーザの両方がApp Storeとその承認プロセスをより理解する事が出来るよう、そのサービスをオープンにするような試みを全くしていない点である。これは本当に問題である。


7. 過ちを認める
Appleが誤ってアプリをリジェクトした時、その後更なる調査の結果(たいていはメディアが取り上げた時だが)、アプリが承認される場合がある。このような時は素直に誤りを認め、同じような事が起きないようにすべきである。しかし残念ながら、そのような事は一切行われていない。代わりにAppleはこれと行った理由もなく有益なアプリをリジェクトし続けている。そして誤りが見つかったときは、こっそりとアプリを承認する。これは非常に残念である。


8. カテゴリー化
App Storeの大きな問題の1つはアプリを見つける事である。残念な事に、ユーザーは欲しいアプリを見つけるために非常に多くの時間を使わなければならない。これはフラストレーションの原因となるだけでなく、有用なアプリのダウンロードも制限してしまう。


9. ユーザーの事を思い出す
残念ながらAppleApp Storeのユーザーの事を本当に理解しているとは思えない。App Storeには多くの人にアピールするいろいろなアプリが並んでいるが、Appleが幾つかのアプリをリジェクトしたのは馬鹿げていた。Appleは誰がiPhoneを持っているのかという事を思い出し、原点に戻って今後の方針を決定していくべきである。


10. 競争相手がいない
多分AppStoreが直面している最も大きな問題はAppleをナーバスにする手強い競合相手がいない事である。今のところApp Storeはモバイルアプリケーションの世界で一人勝ちしているし、Anroid MarketやBlackberry App Worldがその地位をすぐに奪い取るという可能性はほとんど無いだろう。これらが本当に競争相手となるまで、AppleApp Storeの方針を変えようとするとは思えない。


10番はApple自身では対処しようがないし、数を10にするために一部内容が重複しているような所もあるが、中には的を得た意見だな〜という物もある。個人的には4番目と5番目が改善されれば良いなと思うのだが、皆さんはどうでしょう?